SUMMICRON 1:2/35
数ヶ月間、S-ANGULON をつけっぱなしだったが、数日前から、このレンズをつけている。
理系じゃないので、レンズの設計に関してはまったくわからないが、自分にとって良いレンズとは、
条件の悪いときに、威力を発揮する。
経験上だが条件が整っているときには、どんなレンズでもさほど変わらない。
いつも書いているが、ボクはネガでもポジでも、デジタルでも、ハイライトを基準にしているので、暗部が重要になってくる。
ライツのレンズは、他のレンズに比べて暗部のトーンが残る。ツアイスはハイライトに強い。
だから、結果的にできることはそう変わらないが、色の出方は圧倒的にツアイスのほうにメリハリがある。
とは言うものの、ツアイスでもローライと、ハッセルでは線の出方も違うし、色の出方も違う。
特に、ビオゴン38mmはまったく別物で、昔、「雨のローライ、晴れのSWC」と、勝手なことを言いつつ使っていた。
当たり前のことだが、レンズについて一括りに言うことはできないし、「味」なんていったとしても、それはまったくの主観だし、
第一、レンズの性能をきっちりと発揮できている写真なぞほとんど撮れていない。
つまるところ、気分の問題。
気分が悪くちゃ、気に入った写真なんか撮れる訳が無い・・・身も蓋も無いが。